価値観を大切に。ふたり暮
らしの全く新しい空間設計
「Fwin Type」
価値観を大切に。ふたり暮ら
しの全く新しい空間設計「F
win Type」

2019.04.26

ひとり暮らし向けの空間設計を主軸としてきたセレ コーポレーションが新たに開発した、ふたり暮らしに特化した1LDKタイプの空間設計「Fwin Type(ファイン タイプ)」。

ひとり暮らし向けの「Fusion Type(フュージョンタイプ)」と同様に、空間を「平面」ではなく「立体」で捉える発想を生かしたルームプランは、お互いの価値観を大切にするカップルの入居を想定して企画・開発されました。

今回は、そんな「Fwin Type」の開発に携わったゲストリレーション企画チーム(以下、企画チーム)の吉野さんと大谷さんに話を伺い、ふたり暮らしの部屋を開発するに至った経緯や開発の裏側、「Fwin Type」という名前に込められた想いに迫ります。

「Fwin Type」の由来とコンセプト

そもそも、ふたり暮らし向けの空間設計の発想は、単身者向けの物件が抱えていた課題から生まれたと言います。

吉野 アパート1棟分の敷地を端から順に単身者向けの部屋で区切っていったときに、最後の1部屋が約30〜40平米ぐらいになる場合があります。単身者向けの部屋(約20〜30平米)は、こだわりを持った商品企画で差別化できているのですが、それよりも広めの空間に関しては、ちまたによくあるような間取りになっていました。

――そんな課題を解決するため、従来のふたり暮らし用の1LDKを、より暮らしやすさにこだわり、差別化された空間設計へとブラッシュアップすることにしました。

ゲストリレーション企画チームの大谷さん。チームの中心としてプロジェクトを進め、最終的な「Fwin Type」のカタチを完成させた立役者だ

大谷 生き方や働き方が多様化した今、単身でそれぞれこだわりをもって暮らしてきたふたりが一緒に住むことになったとき、いきなり普通の部屋にギュッと収まるのは、少し“もったいない”と思いました。ふたりの自由を延長させてあげたいという想いから、ふたり暮らしの空間設計がスタートしました。

吉野 当初、就寝スペースとリビングを同じ空間に設ける案も出たのですが、働き盛りのふたりの自由やこだわりを考えたときに、寝室とリビングは分けるべきだという結論に至りました。ふたりの空間があり、お互いにひとりになる時間も持つことで、ストレスを溜め込まずに自己研鑽し続けることができるのだと考えます。「Fwin Type」には、そのための空間設計の工夫が随所に散りばめられています。

――ふたりの「自由」を大切にしたいという想いは、「Fwin Type」という名前にも表れています。

大谷 「ゲストの未来(Future)を考える」という意味で、Fから始まる名前を想定。「自由(Free)に過ごすふたり(Twin)の時間」という発想の下、「Fwin」という造語が生まれました。

社内コンペ「C-1グランプリ」から生まれた「Fwin Type」

しかし、「Fwin Type」が完成するまでの道のりは、決して順風満帆というわけではなかったそうです。

吉野 「ふたり暮らしの部屋をつくる」というこのプロジェクトは、約2年前に始動しました。最初の1年間は企画チームでプランを練ったのですが、ありふれた空間設計からなかなか脱することができませんでした。そこで、「C(Couple)-1グランプリ」という社内コンペを開催し、部署ごとに10人ぐらいのチームを作って、他社と差別化できるプランを出してもらうことにしたのです。

――2018年5月に開催された「C-1グランプリ」には、17チーム・31案がエントリー。業務上設計に関わらない総務や経理といった部署を含めた全社員参加で、コンセプト・ターゲット・アイテムなどをまとめた資料を募りました。

ゲストリレーション企画チームリーダーの吉野さん。C-1グランプリを振り返り、「世代ごとに目の付け所が違うため、勉強と発見になりました」と笑顔で語ってくれた

大谷 凝り固まった発想を打破したいという想いもあり、設計をメインにやっている部署以外の意見も知りたかったのです。蓋を開けてみると、本当にさまざまな意見が出てきました。例えば、若い社員中心のチームからは「部屋の中でインスタ映えするスポットはどこか」という観点から、全身鏡で自分撮りする玄関スペースを広くとったプランが出てきました。これは採用には至りませんでしたが、自分たちだけでは絶対に思いつかなかった新しい発想ですね。

暮らしのアイデアが詰め込まれた図面。間取りを可視化することで、実際に住む際のイメージが湧く

――C-1グランプリはエントリーしたチーム同士で資料を評価し合い、上位6チームが決勝のプレゼンへと進みました。プレゼン会場には役員をはじめ、多くの社員が集まり、会場に見にいけない社員も見届けられるよう、社内にプレゼン映像が配信されました。全社員が、各々「これは良い」と思ったプランに投票したのです。

吉野 第1位になったプランは「自分らしさを追求できる空間」というコンセプト。このプランからは、円滑なコミュニケーションと作業効率の向上を実現する対面型のキッチンカウンターが採用されました。この他にも、忙しい朝にふたり並んで身支度ができる幅広の洗面台、ランドリー〜キッチン〜洗面室にかけてのスムーズな動線、大型バルコニーや共用廊下(専用スペース)など、各チームのプランの良いところを取り入れながら、今回の「Fwin Type」を形作っていきました。々「これは良い」と思ったプランに投票したのです。

ゲストの暮らしやすさを考え抜いた動線設計。収納スペースが分散されていることも利便性の向上に貢献している

――なかでも、セレの真髄とも言える空間を立体と捉えた設計が、「Fwin Type」における「ふたりで暮らす空間」を実現するための核になっていると言います。

大谷 単身者向けの「Fusion Type」の特徴を受け継ぎ、リビングと寝室の間の空間には、上部にワークスペースをはじめ自由に使えるロフトを設け、寝室側からアクセスできる下部には収納スペースを設けました。このロフトと寝室の間の壁には、ロールスクリーン付きの開口を設けています。これは、吹き溜まりをつくらず、空気の流れを良くすると同時に、別々に過ごしていてもお互いの気配を感じることで、気遣いを忘れないでほしいという願いも込めています。

――ロフトからはキッチンやリビング、バルコニーまで見渡せるようになっており、「それぞれの時間」と「ふたりの時間」を同時に実現しています。

吉野 充実の収納スペースも外せないポイントです。ふたり暮らしの方にアンケートをとったところ、設備の中ではシューズインクローゼットが断トツで人気でした。シューズインクローゼットにはふたり分の靴はもちろん、ゴルフセットやスノーボードなど、趣味のグッズを収めるスペースが十分にあります。また、洗面所にリネン庫、キッチンにパントリーなど、場所ごとに使い勝手の良い収納スペースを設け、空間をすっきりと使っていただけます。

――こうして、セレにしかできない高低差を生かした空間設計と、ゲストのリアルな声を取り入れた設備、そこにセレの社員の想いやこだわりをのせることで、唯一無二のふたり暮らしの住まいが出来上がったのです。このように差別化された部屋は、ゲストにとってだけでなく、オーナーにとっても非常にメリットがあるそうです。

セレの強みを笑顔で語る大谷さん。セレの社員がいかに熱意と真心をもったモノづくりをしているかを感じることができた

吉野 賃貸物件を選ぶ際、駅からの距離や築年数などの条件が重視されがちですが、しっかり差別化された部屋であれば「この立地ではなく、この部屋だから住みたい」と建物そのものに価値を見出す入居希望者が集まると考えます。それに、設備や空間設計に付加価値があることで、周辺物件よりも初期の賃料を高く設定できますし、経年による賃料の下落をゆるやかにできる可能性があります。

大谷 「Fwin Type」を選んでくれたふたりには、長く住んでもらいたいと思っています。部屋を気に入ってもらって長く住んでもらえれば、その分入れ替わりの回数が減り、オーナーにとって更新時の修繕コストを抑えられるメリットもあります。引っ越そうと思っても、ほかに同じ物件がない「唯一無二の空間設計」を自負しており、そこはセレの強みと言えますね。

ゲストの未来に寄り添う「Fwin Type」への期待

セレの豊富な経験と知識、確かな技術と工夫を詰め込んだ「Fwin Type」。その生みの親とも言える企画チームの吉野さん・大谷さんは、特別な空間設計にどのような期待を寄せているのでしょうか。

「ゲストの幸せはオーナーの幸せ、そうして喜んでくれることがセレの幸せでもあるんです」と語る大谷さんと吉野さん

大谷 ふたりが一緒に暮らすことで、今までの自分の生き方に加えて、相手の価値観をプラスして、ふたりで過ごす喜びを、この空間で見つけてもらえたら嬉しいです。

吉野 これは全社員の想いでもあるのですが、ここで暮らすふたりには幸せになってほしい。長く住み続けてもらえるのが1番ですが、今後住まいが変わるとしても、ここで過ごすふたりの時間が、幸せな未来につながっていくことを願っています。

――こだわりを持った若者が「Fusion Type」や「Feel Type」の部屋に住む。その次は、同じくこだわりの詰まった「Fwin Type」の部屋でパートナーと一緒に住み、互いのライフスタイルを大事にしながら未来を紡ぎ出す――。セレの特別な空間設計は、そんな暮らし方を提案しています。

取材協力=吉野伸(リーダー|ゲストリレーション企画チーム)大谷卓(ゲストリレーション企画チーム)

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