暑く、清々しく、健康に。
心身ともに〝ととのう〟癒
しの「サウナ」
暑く、清々しく、健康に。心
身ともに〝ととのう〟癒しの
「サウナ」

2019.08.08

今、空前のサウナブームが訪れています。雑誌やテレビ番組で特集が組まれ、火付け役の一つであるタナカ カツキ氏の漫画『サ道』は、なんとドラマ化までされました。サウナを愛する人を指す「サウナー」や、サウナと水風呂の往復で心身が究極にリフレッシュした状態“ととのう”という表現は一般にも広まり、サウナデビューをする人も増えてきています。

そこで今回は、サウナの歴史から正しい楽しみ方、マナー、おすすめの有名サウナまで、基礎的な知識を紹介。サウナが持つ魅力に迫ります。

オリンピックから広まったサウナ

広く知られていることですが、サウナ発祥の地はフィンランド。その歴史は2000年以上とされており、今でも多くの家庭に自家用サウナがあるそうです。街中にも数多くのサウナが存在し、大事な商談などが行なわれることも。まさに、裸の付き合いです。さらには、観覧車のゴンドラがサウナになっている「SKYSAUNA」まであるんです。

そんなサウナを愛するフィンランド人は、オリンピックの際に選手村にもサウナを持ち込みました。これが、1936年(昭和11年)のベルリンオリンピックではヨーロッパに、1964年(昭和39年)の東京オリンピックでは日本に広まるきっかけになったそうです。

ヘルシンキにある観覧車のゴンドラがサウナになった「SKYSAUNA」。4~5人乗ることができ、5~7分ほどで一周する

ちなみに、日本初のサウナといわれているのは、かつて銀座に存在していた入浴レジャー施設・東京温泉に設置されたサウナ。これは、1956年(昭和31年)のメルボルン五輪に出場したクレー射撃選手・許斐 氏利(このみ・うじとし)氏が選手村で見たサウナ施設に触発されて作ったといわれています。

【知っていますか? 不動産の「100年ドック」】

乾式サウナと湿式サウナ

サウナには大きく分けて、乾式と湿式の2種類があります。

乾式は、湿度が10%前後と低く、温度が100℃前後と高いのが特徴。一般的には「ドライサウナ」と呼ばれ、薪やガス、電気を使ったサウナストーブで室内を暖めます。スーパー銭湯や銭湯などに多く設置してあり、日本で最もポピュラーなサウナです。

ちなみに、サウナストーブで熱せられたサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる蒸気浴のことを「ロウリュ」といいます。最近ではこの蒸気をタオルや団扇などで扇いで熱風として利用者に送り、一時的に体感温度を上げている「アウフグース」も有名で、こちらはドイツ式のロウリュです。日本独自の表現として“熱波”とも呼ばれます。

サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」。フィンランドでは水の中にアロマオイルを混ぜ、香りとともにロウリュを楽しむ

一方、本場フィンランド式はサウナストーンにかける水にアロマを混ぜ、心地よい香りが漂う空間でじっくりと蒸気浴を楽しむことが一般的です。

湿式は霧(ミスト)や蒸気(スチーム)を使うことで、湿度を高くしていることが特徴。室温は40〜60℃と乾式に比べると低温で、「ミストサウナ」や「ドライサウナ」が湿式の代表格です。こちらは、肌に潤いが出るなどの理由から女性にも人気です。

【賃貸アパートは、見た目が9割】

効果的なサウナの楽しみ方

乾式と湿式、どちらのサウナも目的は体を温めること。その結果生まれる効能はさまざまで、血管の拡張による血圧低下や血行促進による肩こり解消、温度刺激による自律神経の調節力向上、発汗による老廃物や疲労物質の排出、ストレス解消などが期待できます。

気になる入浴時間ですが、一般的には8〜12分が目安とされています。ただし、室温やサウナ経験、健康状態などを加味して、時間にとらわれ過ぎないようにすることが重要です。サウナ室内は、低いところより高いところの方が高温。最初のうちは、低いところに腰掛けて、慣れたら上段に移動しましょう。汗をたくさん出したいなら、先に湯船で体を温めておけば効果的。また、リラックスしたいときは、室温が低いミストサウナなどがおすすめです。

先に湯船に浸かることで血行が促進され、より高い発汗作用が期待できる

サウナといえば水風呂という人も多いはず。ドライサウナで体を温め、水風呂で冷まし、休憩する。このセットを繰り返すのは、基本的な流れの一つです。最近、よく耳にする“ととのう”という状態は、この流れを繰り返していると何度目かの休憩の時に陥るといわれています。漫画『サ道』では「サウナトランス」と表現されており、体がしびれてきてディープリラックスの状態になり、多幸感に包まれるそうです。サウナーはこの多幸感を求め、サウナに足しげく通うのだとか。

とはいえ、誰もが必ず“ととのう”わけではなく、また、そのために無理をしてしまうと健康に良くありません。過ぎたるは及ばざるが如しです。

初心者が気をつけたいのは、知らないうちにマナー違反を犯すこと。といっても、常識を守っていれば大丈夫です。例えば、サウナに入る前は体の水滴をしっかりと拭く。ビチャビチャのタオルは持ち込まない。室内でタオルを絞るなんてことはもっての外です。また、室内に入るときは、熱気を逃がさないように、ドアを素早く閉めましょう。

また、水風呂にも、マナーがあります。いきなり飛び込むのはマナー違反。シャワーなどで汗を流してから入りましょう。また、水風呂では潜るなど他人の迷惑になる行為は厳禁ですよ。

【ワンルームが1LDKになる新プラン】

一度は行きたい名物サウナ

サウナは街中の銭湯やスパ施設など、どこにでもあります。初心者はまず、最寄り施設のサウナに足を運ぶとよいでしょう。だんだんとサウナにはまり、サウナーになったら、名物サウナに遠征したくなるはず。

最も有名なのは、静岡県静岡市にある「サウナ しきじ」。いわゆる昔ながらの昭和臭漂うサウナなのですが“サウナの聖地”とも呼ばれる有名店です。サウナの室温は110℃と超高温。火照った体を癒す水風呂は天然水を使っており、この天然水の水風呂が名物。日本中のサウナーが憧れる場所です。

水風呂でいえば、池袋の「タイムズ スパ・レスタ」もユニーク。男性浴室の水風呂の温度は低めの16℃なのですが、傍らの容器にはさらに温度を下げられるよう氷が準備されています。また、月に数回、「エクストラコールドバス」という極寒風呂に変身するイベントも実施されており、このときは10℃未満まで水温が低下。冷たさにこだわる人は、ぜひ体験してみてください。

健康的で上質な空間を求めて

以前は、おじさんの趣味という印象が強かったサウナ。最近は、スタイリッシュなスパ施設も増えてきており、若者や女性、カップルでも楽しめるようになってきました。また、スーパー銭湯なら家族連れでも満足できるでしょう。健康効果も期待でき、ストレス解消にもつながるサウナ。そんな上質な空間を求め、皆さんもサウナーを目指してみてはいかがでしょうか?

 

【サウナに関心のある方にはこちらも人気です】

湯けむりに誘われて。知る人ぞ知る全国「秘湯」ガイド10選

一流の〝おもてなし〟を感じて。「帝国ホテル」で過ごす日常の中の非日常

若者に広がるミニマリスト志向。その時求められる住まいのあり方とは?

私たちは、アパート経営の専門店「セレ コーポレーション」です 型式適合認定・型式部材等製造者認証・住宅型式性能認定 国内でわずか9社しか取得していない国土交通大臣指定の3つの認定・認証を取得 詳しくはこちら

RELATED/関連記事

人気記事/POPLAR POSTS

おすすめ記事/RECOMMENDED POSTS

TAGS